タケダワイナリードメーヌ・タケダ ブラック・クイーン古木 2006 大人気,人気セール —— 2,400円
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こちらのワイン他のブラック・クイーンのワインと飲み比べながら試してみました。

    先ずは山梨は塩山の、機山洋酒工業のキザン赤2006。ブラック・クイーン100%です。

    ・・・・クイーン、しています。このワイン、、改めてバックラベル読むとブラック・クイーンのモノ・セパージュだったんですね。香りからは、一般的なワインの酸よりは低いモノの、きりりとした、そしてソフトな厚みを持った酸が感じられます。こりゃ、マロラクティク発酵をきっちりやってるね・・・。同時にボディからの厚み在る果実味。萌え的なハーブの香り。キザンの赤、ですね・・・。この果実味に絡む萌え系のハーブの感触がこのワインの特徴というかスタイルかな?それと非常にソフィストケイトされたオークの感触。この辺りはブドウよりもワインメーカーの感性の表れだな・・・。
   そー言えば、ラベルの紙質、変わったんでしょうかね?コート紙から落ち着いた感じになりました。こうなると、気になるこのワインのラベルデザインも、それとなくしっくりしてくるので不思議、です。と、どうでも良さそうな能書きたれていると軽いメチルアンスラニレート的なのどかなところに、みっしりと馴染んだ果実味。桑のみとか葡萄の皮とかそんな感じかな?のんびりやっていると造り手の土屋幸三さん的な律儀な押し出し、出て来ますね。体積3倍ぐらいに膨らみます、このワイン。これ、不思議なワインだな。ボルドーでもブルゴーニュでもローヌでも、「構造のハッキリした」あるいは「構造の大きな」という表現はしますが、このキザン、ハッキリとはしていないけれど伸びやかさ、空気感がやけに立体的なんですね。

   対するはこちらのタケダ・ワイナリー、ブラック・クイーン古木2006。

   ・・・・キザンの物が比較的フラットな大地に根をしっかり張っているとすると、こちらのタケダ物は斜面の涼やかさ、寒暖の差の大きいところの感触があります。あるいはキザンの力強さと、タケダの繊細さや伸びやかな味わい。う~ん面白い比較だな・・。あるいは、キザン流のきっちりとした作りと、タケダ流の日々是好日的なゆとり。ちなみに岸平さんも言っていましたね・・・「この古木はかなりのところまで自然酵母だけの発酵で引っ張ることが出来ました。あまり苦労は無かったワインです」と。「ベリーAはベレーゾンの後糖分が上がると酸も自然に落ち着くんですが、ブラッククイーンは全然落ちないんですね。この酸を巧く使って行きたいんですよ~」。なるほどそんな感じです。
   ブラッククイーンに関しては山形の方が酸のくっきりとした感触が残るのかな?山梨の方がどちらかというと厚味が出る。で、ベリーAではこの厚味がもたつく原因になるのだけれど、山形モノは程よく酸が残り、その辺りをきちっと据えようとすると某ワイナリーのように甲州を混ぜてみたくなる・・・・。
   日本のワインってまだまだ歴史が浅いから、テロワールとかがはっきりしていない。その分造り手の感性というか、そんなところがワインの特徴、になっている気がしています。岸平さんと話していて、ワイン造りにおける「コンセプト」が話題になりました(しました)が、岸平さんも「四恩の小林君のコンセプト先行のワイン造りも良し、キザンの由香里さんトコのきっちりとした作りもありゃすごい」という、話しになりまして・・・この辺りのニッポンの造り手たちに共通するところってなんだろ?おそらく『立ち位置』の共通性なんだろうな・・・へたな背伸びをしない、でもやるだけのことはやる。できあがったワインは異なっても、この辺りの姿勢が「等価」なんですね。

上のコメント、何時書いたんだろ?ふらっとタケダさんいって・・・2008年の2月頃かな?それから約半年。酸のきりっとしたところ落ち着いています。香り全体にまろやかさと言うか、でています。全体的な調和がとれてきた。若いうちは品種の個性が前面に出ていますが、幾分寝かせると古木的な落ち着きがでています。ベリーAでもブラック・クイーンでも寝かせたワインというのを飲んでいないのですが、西欧系の品種とはまたひと味違った熟成の味わいと言う物があるんでしょうかね?何となく、5年貯蔵のお酢とか、そんな感じのまろやかさ・・・そんなところを期待しています。(2008.11.10 いのまた)
2006年01月29日、平塚で機山洋酒工業とタケダワイナリーのワインをメインとしたワイン会が行われました。alarは仕事で参加できませんでしたが、そのワイン会のついでにと岸平さんが当店へ・・・。それから数ヶ月、とあるところで「キュベ・ヨシコ R.D.1992」を・・・う~ん、ロデレールのクリスタルよりも『クリスタル』!。と言うことで、alarのご紹介するニッポンのワイン第2弾は、タケダワイナリーです。
タケダワイナリーは、蔵王連邦のふもと、山形かみのやま温泉郷よりほど遠くない南向きの高台に位置しています。1920年(大正9年)開園以来、「良いワインは良い葡萄から」をモットーに、土づくりから始めた葡萄栽培、20年の歳月をかけ土壌改良を行い、葡萄栽培に適する土地をつくりあげました。そして、日当たりと水はけの良い、15ヘクタールの自家農園で自然農法栽培(低農薬で化学肥料を使用しない。)による、葡萄栽培を行い、自社で一貫したワイン醸造を続けています。

現在の社長は岸平典子さん。玉川大学農学部農芸化学科卒業後、1990年にフランスへ。フランスでは国立マコン・ダヴァイ工醸造学校上級技術者コースを専攻した後、醸造学者ジャック・ピュイゼ主催のフランス国立味覚研究所にて研修、そしてボルドー大学醸造研究所ティースティングコースを修了し、1994年に帰国。タケダワイナリーでは兄の伸一さんのもとで、ワイン醸造家として働いていました。しかし1999年突然の事故で伸一さんが亡くなられ、これをきっかけに原点に戻ってタケダワイナリーを見つめる決心をしました。

2008年10月、かれこれ4回目のワイナリー訪問。一応「収穫祭」と言うことでめずらしくアポ?取っていきました。・・・スーツ姿にしっかり長靴。格好いいな~。あまり造り手に感情移入してはいけないと常々思っているalarですが、此処の風景、結構好きなんです。と、いうか「斜面」が好きなのかな・・・・。

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