タケダワイナリードメーヌ・タケダ キュヴェ・ヨシコ R.D. 1992 大人気,人気セール —— 10,500円
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1992年は、近年にない良質のしあがりでしたので、繊細な味をひきだすため、瓶内での澱との接触期間を通常より長く通常3年間を10年間にしました。そして2003年2月10日にデゴルジュマン。おそらく日本で初めて完成したR.D.(RDとはレスモン・デゴルジエ、「最近澱引きした」という仏語)では?このワインとの出逢いが、タケダワイナリーのワインとの決定的な出逢いでした・・・。

入荷した一本を飲もうか、とも思いましたが飲まなくても約一月前の、かなり鮮明な記憶が残っています・・・・。山田錦系の桜桃、ライムのような薄甘い柑橘系。クラッカーの様な薄い香ばしさ。薄い衣ははかなく消えそうに思えど、意外なほどの存在感。口に含むと再びゆっくりと広がる果実味、林檎や桃の豊かさが加わる。繊細な若草の香りは水菜の様でもありながら、慎ましく未だにフレッシュな第一印象を支えている。そして膨らみをます中盤の味わい。やはり彩度は控え目ながら、明度は高く伸びある。フィニッシュに向けては躑躅の蜜、あるいは果物の蜜のような甘い残像と、締まった印象のこれまた透明感のあるミネラル。ゆっくりと浸み出してくる旨味は品格さえあり、それがかえって悩ましい。

シャンパーニュ独特の乳酸のような甘酸っぱさは、あるいは骨太な骨格は、持ち合わせていませんが、繊細さの中に張り詰めて存在する要素が実に豊かで、ゆっくりと、しみじみとにじみ出てくるところは実に「秀逸」。色調は濃いめながらも、味わいは微細にして煌めきをもっている。クリスタル、いや掘り出されたままの姿の「水晶」のような、と言うのが日本的な表現かもしれない。限りない透明感を持ちながら、光の加減で様々に色合いを変える。

・・・これも、個性と言うことではサロンにもアラン・ロベールにもひけは取らないと思える、魅力的な一本です。「タケダのR.D.」恐るべし、と言うところかな?なんとか理由を作って、一本じっくりと飲んでみたいと思っています。(2006.09.02 いのまた)
2006年01月29日、平塚で機山洋酒工業とタケダワイナリーのワインをメインとしたワイン会が行われました。alarは仕事で参加できませんでしたが、そのワイン会のついでにと岸平さんが当店へ・・・。それから数ヶ月、とあるところで「キュベ・ヨシコ R.D.1992」を・・・う~ん、ロデレールのクリスタルよりも『クリスタル』!。と言うことで、alarのご紹介するニッポンのワイン第2弾は、タケダワイナリーです。
タケダワイナリーは、蔵王連邦のふもと、山形かみのやま温泉郷よりほど遠くない南向きの高台に位置しています。1920年(大正9年)開園以来、「良いワインは良い葡萄から」をモットーに、土づくりから始めた葡萄栽培、20年の歳月をかけ土壌改良を行い、葡萄栽培に適する土地をつくりあげました。そして、日当たりと水はけの良い、15ヘクタールの自家農園で自然農法栽培(低農薬で化学肥料を使用しない。)による、葡萄栽培を行い、自社で一貫したワイン醸造を続けています。

現在の社長は岸平典子さん。玉川大学農学部農芸化学科卒業後、1990年にフランスへ。フランスでは国立マコン・ダヴァイ工醸造学校上級技術者コースを専攻した後、醸造学者ジャック・ピュイゼ主催のフランス国立味覚研究所にて研修、そしてボルドー大学醸造研究所ティースティングコースを修了し、1994年に帰国。タケダワイナリーでは兄の伸一さんのもとで、ワイン醸造家として働いていました。しかし1999年突然の事故で伸一さんが亡くなられ、これをきっかけに原点に戻ってタケダワイナリーを見つめる決心をしました。

2008年10月、かれこれ4回目のワイナリー訪問。一応「収穫祭」と言うことでめずらしくアポ?取っていきました。・・・スーツ姿にしっかり長靴。格好いいな~。あまり造り手に感情移入してはいけないと常々思っているalarですが、此処の風景、結構好きなんです。と、いうか「斜面」が好きなのかな・・・・。

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